詩画倶楽部

ポエジー漂う小冊子。六角文庫の電子本、紙の本。ブログ・ライヴラリーです。
by vooker
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獏の甘い夢 — 泉井小太郎

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 甘い獏の夢
 泉井小太郎
 2016年8月9日
 EPUB形式
 2.7MB
 100円
 Kindle Store





もう悪夢なんか嫌。
甘い夢に魅せられて、
恋人にも見捨てられながら、
独り放浪する獏の物語。
おかしな獏の甘くてほろ苦い話。

中国宋生まれの獏と出会って30年、
「貘座」という雑誌を出し、絵本「ばくの木」を書き、
ホームページ「貘の詩画館」~「貘祭書屋」を運営し、
ずいぶん獏にこだわってきましたが、夢喰う獏の物語はこれが初めて。
前々からいつか書きたいと思っていましたが、
ひょんなことから生まれたのは、自分でも意外な物語。
でも何やら書けてうれしい物語です。

童謡絵本『木菟』が付録に付いています。
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by vooker | 2016-08-14 10:22 | *童話

笑う森—泉井小太郎

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 笑う森
 泉井小太郎
 2013年3月20日初版
 300円

  Kindle Store
  iBookstore
  Kobo Store


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 笑う森
 泉井小太郎
 2009年2月4日初版
 TTZ形式
 74ページ 248KB

 



 富士写ヶ岳という美しい山があります。石川県加賀市山中町、標高942m。シャクナゲの群落で知られています。この山にブナの森が広がり、ほがらかな一本のブナの木が立っています。
 静かな森に、ときおり転がるヴィブラフォンのような響き。楽しげにひとりごちたり、笑い弾んだり、ちょっといわくありの木と、その周りの木々との春夏秋冬。そして、冬のある日のブナたちの祭。
 実在の森、実在の一本のブナの木から立ち昇ったイマジネーションです。

 エキスパンドブックでしたが、今回TTZ版に仕立て直しました。

   ※

 三度目のリニューアルは、EPUB形式です。
                (2013.7.1)
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by vooker | 2015-01-05 18:35 | *童話

サックスマン—泉井小太郎・音座マリカ

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 サックスマン
 泉井小太郎・音座マリカ
 1994年 4月30日 私家版
 2013年 5月25日 EPUB版
 300円
 967KB
 Kindle Store
 Kobo Store




  ぽとぽとぽと、と
  きのうから来て、あしたへゆくような、
  あしたから来て、きのうへゆくような、
 そんな姿と音楽のサックスマン。町から町へ、村から村へ、サックスを吹き、花を咲かせながら旅をする吟遊詩人。

 1994年3月に執筆、すぐに四つ目綴じの和装本に仕立て、展覧会で販売、のべ100冊くらい製作しました。
 1999年5月にフロッピー版を発表、エキスパンドブック横丁などに出品していました。六角文庫電子本の古典です。
 今回の復刻では、ePubの制約上、前期二書とレイアウトが若干異なります。挿絵はそれぞれ単独ページになりました。19枚のモノクローム画があります。

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 1994年の和綴じ本と、1999年のフロッピー版です。
 以下は旧記事の再録。


◆憧れの吟遊詩人

 小さい頃から、サーカスの旅芸人や虚無僧や托鉢僧などに妙な憧れを感じていました。播州の片田舎まで回ってくる富山の薬売りの青年などにも。いつも聴かせてくれるヨーデルが、また子供を不思議な世界に連れ込んでしまうのでした。
 サックスマンは、そんな憧れが書かせたものかも知れません。詩を書いたり、詠んだりしていましたが、もし楽器がまあまあ弾けたら、吟遊などと称して飛び出しかねませんでした。
 狂の者が好きです。風狂。素っ頓狂。
 サックスマンは、音座が作って乾かしていた粘土像の背中を毎日目にしていて、ある日突然イメージが歩き出したものです。ぽとぽとぽと、と何処へともなく。

◆作品おもてうら話

 この作品で、生まれて初めての口述筆記を体験しました。別に病に臥せっていたわけではありません。徹夜で前半を執筆、頭はまだ何か飛び跳ねていながら、からだがもう限界でぐらぐらしていました。ちょうどある区切りを迎えて、あとはどうすればいいのか、というところで一旦眠ることにしました。
 三月に入ったばかりでまだ寒く、ホーム炬燵の上にワープロを置いたまま、起きては書き、書いては眠りしていたので、夢の中でもイメージが飛び交います。しばらくして夢を見ました。ある人物が登場して、それが印象的なので名前だけでも覚えておきたいと、あたりにいるかもしれない妻を呼びました。いると言うので、その名を書き留めて貰い、また眠りに就こうとすると、作品の後半部がするすると開きました。起き上がる力はないので、口述筆記を頼み、続くところまで喋って眠ろうとすると、またその先が生まれてきて喋り…、そんなことをしているうちに、とうとう最後まで辿り着いてしまいました。その間、からだを動かせる力はまったくなく、眼もつむったまま。
 わたしの創作はほとんど即興に近く、予め構成をすることもないので、夢にその人物が現れなかったら、『サックスマン』はどのような展開になったか想像もつきません。その後、口述筆記も、夢の断片を書き留めてもらうこともなく今日に至っています。

■もう一人の作者

 どこにもそんな記述はないのですが、語り部として、名もない旅行作家を想定しています。旅する先々でサックスマンを見かける貧しいライター。
 観光地から外れた自然と人々の暮らしを巡り、売れない原稿を書き続けてきた彼は、やがてサックスマンの旅のあとを追い……と、こちらでもストーリーが発展。幼い頃からサックスマンの話を聞いて育った彼の三人のこどもたちの物語も発生して、これらはすべて文庫内の空想劇場で楽しみましたが、作品には至りませんでした。
                                (2013.7.6)


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by vooker | 2015-01-05 18:29 | *童話

天狗と雀—泉井小太郎

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 Poetry Roman
 天狗と雀
 泉井小太郎
 2013年3月18日初版
 200円

  Kindle Store
  iBookstore
  Kobo Store



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 Poetry Roman
 天狗と雀
 泉井小太郎
 2002年9月9日初版
 2009年8月7日二版
 TTZ形式
 54ページ 132KB



 八月七日は天狗の鼻供養の日——と『妖怪草紙2000』に自ら記したので、それに因んで改版発行、図書室収録。表紙にスズメのカット(竹ペン画)を使用してリニューアル。本文にはルビも追加で多く振りました。

   天狗は虫が苦手だ。/天狗は朝も苦手だ。/だがそんなことはいい。
   これから俺も変わるのだ。/いやな自分を変えるのだ。
 山の洞で拾ってきたスズメのヒナを育てる天狗。昔は飛行も上手でしたし、鼻相もなかなかのものでしたが、いまは悶々…。せめてお前は、とヒナを一鳥前にするべく奮闘します。孤独な現代天狗の切なさ。

 日詩『雀のチュール』の姉妹編です。

     ※

 Amazon Kindle形式の電子書籍にして、Kindle Storeから発売しました。六角文庫の第1弾です。

     ※

 Apple iBookstoreにePub3形式の電子書籍として並びました。(2013/4/30)

     ※

 楽天KoboストアにePub3形式の電子書籍として並びました。(2014/12/24)
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by vooker | 2014-12-24 21:59 | *童話

月へのぼったピアニスト—泉井小太郎

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 月へのぼったピアニスト
 泉井小太郎
 2013年12月24日
 ePub形式
 106ページ 80KB
 図書室 立ち読み頁






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 月へ昇ったピアニスト
 泉井小太郎
 1997年11月20日初版
 2008年 9月27日五版
 エキスパンドブック
 58ページ 48KB
 図書室


 ニューヨークのどこか裏町、小さなジャズ・クラブ<ハレルヤ>。ある日のピアノ・トリオの演奏です。モデルは<Amazing>シリーズで名高いバド・パウエル。ベースに赤毛のピコ、ドラムスに稲妻ピトンを従えてのルナティックな一夜。

 ジャズ・ファンのある青年が、勤め帰りに町で見知った子供二人をジャズ・クラブに招待、彼が演奏の折々に子供たちに話しかけているといった設定です。本のどこにもそんなことは書いていませんが……。
 パウエルの演奏には、必ずどこかで、このままもう帰って来ないのではないかと思う一瞬があります。それだけアドリブが深く、イマジネーションが高く。
                      —『六角文庫の本』より

 1997年11月にスタートした電子図書室の第一冊がこの本でした。

                           (2008.9.29)


 図書室でそのまま閲覧出来るBiB(ブック・イン・ブラウザ)方式の書架の第一冊に、この本を選びました。エキスパンドブック版から、約16年振りの復刻です。
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by vooker | 2013-12-23 20:10 | *童話

ばくの木—泉井小太郎・音座マリカ

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 ばくの木
 泉井小太郎・音座マリカ
 1994年 3月7日 私家版
 2013年 5月31日 iBooks版
 2013年 6月30日 ePub版

 Kindle Store
 iBooks Store





 夢を食う貘(ばく)という空想の動物が好きです。縁もあります。けれど、この本は植物編。悪夢ではない人間の夢を栄養にして育ち、人間の夢見る力を養ってくれる、共生の木について書いたものです。お話ではなく、解説のような本なので横書きにしました。
 20数枚のばくの木の素描も楽しめる絵本でもあります。

 オリジナルは1994年3月。和綴じ本で一冊一冊手作り。
 電子本復刻は1999年4月。エキスパンドブックでフロッピーに収録、ダンボール特製パッケージで頒布していました。
 その後、ダウンロード頒布を模索しましたが、少額決済の難しさで断念。和綴じ本は本文半紙を通すコピー機がなくなり、エキスパンドブックも開発中止、後継のT-Timeのリフローには相性悪く、長く絶版状態でした。
 常に六角文庫の第一冊目を担ってきた『ばくの木』も、ePub版だけはテキスト・オンリーの『天狗と雀』に譲って、ようやく14年振りの復刻となりました。
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 (2013.7.20)


 ■電子ルリユールとは?

 「ばくの木」について触れてくださった昔の記事があります。ZDNetの週刊ドットブック第27回で、ボイジャー社の萩野さんが「電子ルリユールとは?」というタイトルで書いて下さいました。ご本人の許諾を得て、一部掲載させていただきます。

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 文・泉井小太郎、絵・音座マリカの『獏の木』は、私がもっている美しい本の一つです。2年前、雪降る金沢の街でお二人からこの本をいただきました。作者自らの手になるものです。こんな暖かい本を手にするなんてまず経験できないことです。手触りはお伝えできませんが、本当に暖かいんです。紙の本の温もりというようなことではありません、こんなふうにいえば多少は感じがお分かりでしょうか……衣装をまとうときの繊維の持つ膨らみがこの本にはある……と。

 限定161冊でした。もうこの紙を通すプリンタがないと泉井さんはいっていました。最後の5冊が、2年前東京国際ブックフェアで販売され、初日開場後またたくまに売切れました。現場にいた私は、そのときのことを今でも思い出します。私が手にしている『獏の木』の奥付には、1996年10月7日発行の稿本第156番とあります。つまり最後の5冊は157番からだったということですから、なんともぎりぎりの瀬戸際だったわけです。

 私が申し上げたいことは、美しい本と電子本との間にある関係性についてです。『獏の木』はこれを感じとるうえで重要な一冊だったのではないかとおもいます。六角文庫にはエキスパンドブックの電子版『獏の木』が販売されています。

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 電子版『獏の木』をぜひご覧いただきたいとおもいます。きっといくつも気づかれることがあるでしょう。私は電子本においても貫かれている精神がここにはあると感じます。それは電子本『獏の木』の美しさです。どこにおいても、どのような状況、条件においても維持されるものがあり、それこそ人間という顔を持つわれらの根本に息づいているものだとおもうのです。

                    ——萩野正昭




 ■幻の「ばくの木」

 この記事の前に萩野さんから「ばくの木」のダウンロード電子本をボイジャーが、オンデマンドの紙の本を六角文庫が、という形で理想書店で出しませんか、というありがたいお話がありました。電子本と手作り本とを提供する試みは面白い、ぜひやってみたいと思いましたが、記事にもあるように本文半紙を扱えるプリンターが見つからず、泣く泣く諦めた経緯があります。いまでも残念と惜しむ気持があります。その理想書店もついに閉店、新しい時代のBinB STOREが始まっています。
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by vooker | 2013-12-08 17:16 | *童話

カンムリカイツブリ—泉井小太郎

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 カンムリカイツブリ
 泉井小太郎
 2009年11月30日
 TTZ形式
 88ページ 48KB
 立ち読み書架




 北国の街中を流れる川に、ある日1羽のカンムリカイツブリがやって来ました。その街に暮らして20年、川べりに住んで12年、それまでに見たことのない水鳥との出会い。
   ・・・・白い大きな、ふわふわしたかたまり、
   これが、初めて見るカンムリカイツブリだった。
   それが、何だかとても気になった。
 たった二日間見ただけですっかり魅了されてしまったカンムリカイツブリに寄せる散歩ファンタジーです。

 エキスパンドブック版をT-Timeで仕立て直しました。
 360x480ピクセル、1頁1段落。(iPhone書き出し対応となっています。)
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by vooker | 2009-12-01 01:06 | *童話

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