詩画倶楽部

ポエジー漂う小冊子。六角文庫の電子本、紙の本。ブログ・ライヴラリーです。
by vooker
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柳田國男—初夢と昔話 抄

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 初夢と昔話 抄
 柳田國男
 2013年2月28日
 TTZ形式
 9ページ 20KB
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 昭和二年の一月二日に放送した『初夢と昔話』という講話から、獏と宝船に関係する部分を抜粋して小冊子にしました。獏は柳田國男の『妖怪談義』には出てきませんし、全集索引を調べても、他に触れている箇所はなさそうです。河童や鬼などの跳梁跋扈と比べると、やはり地味なのかもしれません。
 柳田國男の一時住んだ播州北条の町は、寺社の虹梁や鐘楼の木鼻は大概獏ですが、さすがの後の民俗学者も、幼少の頃とあっては馴染みが薄かったのでしょう。かく言う獏ファンの私も、帰郷して初めてそれに気付いた次第。この町の大飢饉は民俗学へ進むきっかけになったと自伝で述懐しておられますが、獏と石仏には縁無かったのが惜しまれます。
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by vooker | 2013-02-28 14:18 | *狐の嫁入り文庫

古代生活の研究・抄—折口信夫

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 古代生活の研究 抄
 折口信夫
 2013年2月25日
 TTZ形式
 11ページ 20KB
 図書室 ダウンロード





 折口信夫の『古代生活の研究』(副題・常世の国)から、獏と宝船に関連する章(第三章 夜牀の穢れ)を抜き出して小冊子にしました。
 いまでも悪い夢を見ると「獏食らえ、獏食らえ」と唱える風習は残っているのでしょうか。ホームページで「獏の博物館」を開いていた頃に、関東地方のあるサイト・オーナーから、子供の頃に祖母からよく聞いた、という報告を受けたことがあります。
 獏の札や宝船の刷り物にいたっては、明治時代でもう手に入れにくかったと言います。
 そんな夢に関わる獏と宝船の、夢のようにちょっと縺れた風習と歴史を、この短いエッセイで解きほぐしてあります。
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by vooker | 2013-02-25 00:16 | *狐の嫁入り文庫

白鳥譜—泉井小太郎

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 白鳥譜
 泉井小太郎
 2011年4月18日
 TTZ形式
 16ページ 768KB
 




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 白鳥譜
 泉井小太郎
 2013年2月22日
 iBooks形式
 15ページ 7.2MB
 図書室 ダウンロード
 (iPad専用)





 播磨地方の小野市女池、加西市三田池、長倉池などは近年白鳥の渡来南限地となっているようです。このあたりは播磨風土記の賀茂の里で、鴨池という大池もあります。また姫路城を象徴する白鷺も昔からよく見かけました。けれど子供の頃に白鳥の話は聞いたことがありませんでした。童話や物語に登場するだけの遠い鳥で、どこかの動物園や公園で水に浮かぶ姿を見ても、それは何やら玩具か人形めいて、感嘆するまでにはいたりませんでした。それだけに、思いがけず白鳥の群と遭遇し、実際に飛ぶ姿を目の当たりにした時は昂奮しました。
 この小冊子はその時に撮った写真に、後から詩を付けた白鳥へのオマージュです。ポケットにあったカード型デジカメ。それで慌てふためき撮ったものですが、これを見ると白鳥の鳴き交わす声や羽音がいまでも蘇ってきます。玩具や人形なんて、とんでもない。白鳥の野性、神性。

   ※

「白鳥譜」をiBooksに仕立てました。iPadでの動作も確認。
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by vooker | 2013-02-22 21:17 | *絵草紙

夢景—泉井小太郎

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 夢景
 泉井小太郎
 2013年2月20日
 TTZ形式
 22ページ 36KB





  一本の夢が流れている
 
  一本の夢の岸辺に
  一本の夢が生えている
                  —景5
 
 中等夢景・高等夢景の二章に分かれています。
 何を思ってこういうものを書き出すのか、夢の辺りのことは謎々です。
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by vooker | 2013-02-21 03:29 | *詩草紙

星の風景—泉井小太郎

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 星の風景
 泉井小太郎
 1996年9月21日
 JPG形式
 21ページ 1100KB
 フロッピー文庫




 百武彗星がやって来た1996年のイーハ陶房賢治祭(金沢市郊外犀川上流にある友人の工房で毎年9月21日に開催)に出品したフロッピー入り写真集。コンピュータ(Performa6210)を触って半年、インターネットに繋いで一ヶ月、ホームページを開く二ヶ月前頃のことです。童話絵本二冊はエキスパンドブックで製作したものの、全編写真のこの一冊だけはjpgの扱えない上記ソフトでは無理で、ほかにいいものもありませんでした。そこで何かの付録フォルダに入っていたフリーのスライドショー・アプリケーションの助けを借りました。複数のjpgファイルと同一フォルダに入れたこのアプリ・アイコンをダブル・クリックすると、ファイル名に従って順番にフル画面のスライドショーにしてくれる、というただそれだけのものです。
 写真はオープニングとクレジット画面を入れて22枚。ファイル名の頭に数字とタイトル。例えば、
  01 百武彗星 七曲
  02 月と惑星たち(金・火・木)
  07 ω(オメガ)星団 上辰巳
  08 天の川射手座 野田山
といった具合です。これを画面下部に表示してくれて、簡単な時間設定も出来たはず。賢治祭に星の写真で参加、陶房のモニタで観てもらうことに意義があったので、これで十分でした。驚いたのは、フロッピーが売れたことでした。もっとも後で聞いたところ、電子本が面白いとかではなく、こんな星の写真が撮りたいので参考に、ということであったようです。
 素人が手軽に星景写真を撮って、素人が気軽に電子写真集を作る——そんな見本のような作品でした。
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by vooker | 2013-02-17 23:24 | FD/CD/DL叢書

貘との会話—芥川龍之介

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 貘との会話(仮)
 芥川龍之介
 2013年2月14日
 TTZ形式
 7ページ 24KB
 図書室 ダウンロード





 芥川龍之介に貘についての作品があったとは、貘ファン、芥川ファンには堪りません。
それが最初のページを繰って、次でぷつんと切れている未完原稿なので、またまた堪りません。「雪のやうな毛を朧めかせた貘」「石炭の火に似た眼を挙げて」などと、これまでに出会したことがないような貘が登場すると尚更続きを読んでみたくなります。
 原稿は1920年頃と推定されていますが、芥川龍之介は貘にどのような知識とイメージをもっていたのでしょうか。幻想の貘と、実際のバクとの関連も含めて、聞いてみたかった会話ではあります。
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by vooker | 2013-02-14 15:52 | *狐の嫁入り文庫

文化庁ebooksプロジェクト

 文化庁ebooksプロジェクトから配信している電子書籍を読んでみました。
  ・平治物語絵巻
  ・絵本江戸紫
  ・芥川龍之介/河童
  ・芥川龍之介/羅生門
  ・グリム/おほかみ
  ・竹久夢二/コドモのスケッチ帖
  ・酒井潔/エロエロ草紙

 Macの20インチ画面で閲覧。見開き表示にならなかったり、前頁に戻れなかったりしますが、フルスクリーンにすると問題なし。国会図書館の近代デジタルライブラリーがベースだから、資料はみな画像です。絵巻や絵本は画像でよしとして、テキストのあるものをどうするか、それを幾つかのサンプルで試しているようです。
 芥川龍之介の「河童」は自筆原稿と青空文庫を利用したテキストが交互に配されて、これはこれで楽しいかもしれません。「羅生門」の方は、前半に原本画像、後半に青空テキスト。竹久夢二の画文集は絵の部分だけ画像にして、隣の文章はテキストに置き換え。これがePub3で無理があるから、表示に不具合があるのでしょうか。
 文章は原則としてテキストがいいと思いますが、「絵本江戸紫」のような類は木版文字も楽しいし、テキストに起こしたものも併録してほしいし、と欲ばってしまいます。「エロエロ草紙」のように毎ページ凝ったレイアウトのものも、やはり画像にするしかないでしょう。

 第二弾として追加発信された六冊は、絵本一冊を覗いて、すべて本文を画像だけで収めたものばかり。電子書籍としての新味はないとしても、オリジナルの雰囲気を味わうことが出来るのは、有難いことでもありましょうか。
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by vooker | 2013-02-09 01:40 | ノート

月は—新美南吉

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 月光叢書
 月は
 新美南吉
 2000年10月5日 初版
 2013年 2月7日 三版
 TTZ形式
 本冊 16ページ 12KB
 図書室 ダウンロード


  月は/貧しい/田舎では/木犀みたいに/匂ふといふ
 南吉の時代の月夜は、さぞ美しく、頼もしかったのだろうと思います。どこか淋しげな詩人の頬も、月夜にはレモンのように匂っていたかもしれません。
 今年は新美南吉生誕百年。「月は」「月夜の話」「月の角笛」の三編を集めた月光詩篇を、初版の背景イメージのままに再掲載します。
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by vooker | 2013-02-07 02:26 | *月光叢書

Jazz Musician—音座マリカ・泉井小太郎

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 Jazz Musician
 音座マリカ・泉井小太郎
 2000年2月4日 初版
 TTZ形式
 本冊 22ページ 220KB
 分冊 14ファイル
 フロッピー文庫






 ルイ・アームストロング、デューク・エリントン、ビリー・ホリディ、レスター・ヤング、セロニアス・モンク、チャーリー・パーカー、バド・パウエル、チャーリー・ミンガス、クリフォード・ブラウン、ソニー・ロリンズ、キャノンボール・アダレイ、アート・ペッパー、エリック・ドルフィー。
 敬愛する13人のミュージシャンと、1人の無名のドラマー。音座が数年間に渡ってこつこつと作ってきた陶像に、泉井が詩を寄せたジャズ・ポートレートです。
 メインの陶像集には音座がホームページ「Atelier Maajo」に発表した画像と文章、表紙のクリッカブル・マップか、各ページのミュージシャン画像をクリックすると泉井の詩を配した分冊が開くようになっています。
 本冊1、分冊14。それに付録として、
 「スワニー河」—スイング'79
 「弦想」—メディテイション・フォー・チャールズ・ミンガス
 「火の髪」—フォー・レオ・スミス
の3冊のポエムレット。
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by vooker | 2013-02-04 17:51 | FD/CD/DL叢書

六角文庫の本

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 六角文庫の本
 
 2000年2月7日 初版
 2013年2月1日 二版
 TTZ形式
 27ページ 144KB
 図書室 ダウンロード



 フロッピー叢書「Jazz Musician」発刊に合わせて作った、当文庫の目録雑誌です。それに未刊第二号の原稿を加えて、増補改訂しました。フロッピー文庫から、ダウンロード文庫へ移行を計っていた頃、電子本製作にもっとも熱が入っていた頃。この時代が、ソフト的にも黄金期だったかもしれません。
 フロッピー文庫四冊、ダウンロード文庫二冊、オンライン文庫二冊の案内があります。いつか作るかもしれない「遠くの本」も四冊。まだ実現したものはありません。
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by vooker | 2013-02-01 23:45 | 目録/資料

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