詩画倶楽部

ポエジー漂う小冊子。六角文庫の電子本、紙の本。ブログ・ライヴラリーです。
by vooker
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Amazon Kindle ストア

 六角文庫の電子書籍がAmazon Kindleストアで発売になりました。
 第一弾は『天狗と雀』。詩画倶楽部の図書室で、オリジナル本としては最もダウンロードの多かった作品です。
 昨夜登録申請して、朝の六時にはストアに並んでいました。
 ttx(html) → xhtml, css → epub → mobi
 何度か行き詰まり、試行錯誤、いろんなサイトの技術・知恵・体験に助けられました。感謝いたします。
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by vooker | 2013-03-15 23:55 | ノート

夢の情景—泉井小太郎

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 夢の情景
 泉井小太郎
 2013年3月12日
 TTZ形式
 13ページ 24KB





 ある日(1998年3月12日)見た鮮烈な夢を、htmlに乗せて詩のように綴ってみた試みです。広い池、河童たち、謎の言葉……夢のことなので、全体に脈絡も整合性もありませんが、なぜかこれを読めば、昔の夢の情景と空気がいまでも蘇ってきます。
 明晰な詩とは対極にある、半熟卵のような、夢霧の世界。そんなところを彷徨いながら書くのなら面白い方法だ、と手応えもヒントもありましたが、なかなかそういう機会も巡って来ないままに、この一作のみ残っています。ここには同年8月27日の短いテキストも併せて収録、夢の情景の全てです。
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by vooker | 2013-03-12 23:47 | *詩草紙

iBookstore

 日本の書籍販売と同時に、個人作家への門戸も開かれると思い込んでいたので、落胆しています。
 さて、どうするか?近々のオープンを信じて幾冊か準備しておくべきか。それともPDFに書き出して自由展開に回るか、テキスト主体のものはAmazonにチャレンジしてみるか、迷います。悩みます。
 T-Timeによるttzもいつまで続けるか、これもボイジャー社の対応を待ちながらの製作ですが、もう一年も沙汰無し。
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by vooker | 2013-03-08 02:26 | ノート

あるヴァイオリニストの印象—恩地孝四郎

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 音の叢書
 あるヴァイオリニストの印象
 恩地孝四郎
 2013年3月6日
 TTZ形式
 6ページ 100KB
 図書室 ダウンロード



 恩地孝四郎には、ラヴェル、バルトーク、ドビッシーなどの《楽曲によせる抒情》シリーズの版画作品があります。それらもまとめて見たいものですが、ここでは数奇な運命を辿ったヴァイオリニストに寄せた一編の詩と一枚の版画を小冊子にしてみました。
 恩地の作品で細面痩身で描かれた《あるヴァイオリニスト》諏訪根自子は、美貌の天才音楽家として知られた伝説の人物です。戦前に16歳でベルギーに留学、大戦中もパリとベルリンを往復して演奏活動を続け、ベルリン陥落でアメリカ軍に拘束されて帰国。戦後もしばらくは活動を続けていたものの、60年頃に隠遁。以後は偶に録音、私的な演奏会がある他は消息も聞かれず、昨年の3月6日に亡くなっていたことが、秋に報道されました。
 恩地は諏訪根自子の演奏を占領軍下のステージで聴いています。そのときの印象を綴ったのが、この詩と版画。
 《ああ、骨身を削つてゆく弦と弦との擦音》
 人体と感情、思想と世相、個人と世界、希望と運命、芸術と生存……いろんな擦過音が胸に届いてきます。
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by vooker | 2013-03-06 19:04 | *音の叢書

ぎたる弾くひと—萩原朔太郎

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 音の叢書
 ぎたる弾くひと
 萩原朔太郎
 2013年3月5日
 TTZ形式
 8ページ 180KB
 図書室 ダウンロード



 萩原朔太郎は自らギターやマンドリンを弾き、ゴンドラ洋楽界という会を結成、熱心に演奏会なども開いています。他に笛も所有し、作曲した「機織る少女」の楽譜なども残っています。
 朔太郎の詩との出会いは、黒猫の《おわあ》という鳴き声であったり、鶏の声の《とをてくう とをるもう》であったりしました。朔太郎は、犬の遠吠も《のをあある とをあある やわあ》と聴く耳を持っています。
 詩の音韻、音律には一家言ある人で、視覚的な竹の風景でさえ、音楽的です。原稿用紙は、視覚と聴覚の融合を言葉で図れる、五線譜以上に自由の利く場だったのかもしれません。
 この朔太郎の朗読なら、さも音楽的であり、大いに示唆に富むだろうと期待しますが、意外にそうでもなさそうなのは、神経質な自意識のせいでしょうか。はにかみがあるようです。それに比べると山之口貘はすーっと詩の中の音楽性に乗っていきます。面白いものですね。
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by vooker | 2013-03-05 23:57 | *音の叢書

Birthday Card(月のトリオ)—泉井小太郎

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 Birthday Card
 泉井小太郎
 1996年3月2日
 HyperCard形式
 10ページ 44KB




 友人が置いていった中古のMac Classic llにHyperCard Liteが入っていました。それまでパソコンは触ったことがありません。電子本なるものに興味を持って、そろそろ機種探しを始めた頃のことです。雑誌で教わった通り、magicと打ち込むとLite版はオーサリング・モードになりました。そうなると何か作ってみたくてたまりません。誕生日が近かった友人がいたので、手始めにバースディ・カードにトライ。製作途中でPerforma 6210を購入したので、仕上げはそちらに譲りました。
 ハイパーカード上で絵を描き、文章を打ち、ほとんど即興で作っていきました。遊び心満点にはしたのですが、出来映えはいかにも初心者らしく、作者自身仕込んだカードの全貌が掴めないという有り様でした。

 内容はザパンのザワザワ市に来ている詩人と音楽家のトリオを紹介するというもの。
 Jula Iridum…極端な人見知り、好奇心、放浪癖の詩人。宇宙の未熟を愛している。
 Pico de Luna-lula …幻想的、抽象的な奏法のサキソフォニスト。<月の楽団>結成。
 Piton Pitonius…禅と稲作に関心を持つ。俳号・幻米。農閑期に演奏するベーシスト。

 このハイパーカードの中だけの人物群ですが、ジュラ・イリドゥムの詩集『ベレニケはあちらを向いたまま』、ピコとピトンのアルバム『ルナティックス』『BUSON』などは架空の愛読書・愛聴盤でもあります。

本の中味
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by vooker | 2013-03-02 14:39 | *絵草紙

ピアノ—芥川龍之介

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 音の叢書
 ピアノ
 芥川龍之介
 2013年3月1日
 TTZ形式
 9ページ 20KB
 図書室 ダウンロード




 芥川龍之介は、岡本かの子と同じ三月一日の生まれ。両人の交流はかの子の『鶴は病みき』で面白く読むことが出来ます。
 かの子の『ダミア』と龍之介の『ピアノ』を、音の叢書に加えました。
 執筆は四月ですが、この小品の季節は秋。震災で崩れた跡に放置されたピアノ。アカザに蹲って寡黙なまま。そのピアノが突然一音を鳴らした。雨上がり、月光に濡れて……。猫か、鼬か、蟇か。姿無き弾き手は。ピアノの余韻が耳に残る名品です。
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by vooker | 2013-03-01 17:24 | *音の叢書

ダミア—岡本かの子

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 音の叢書
 ダミア
 岡本かの子
 2013年3月1日
 TTZ形式
 8ページ 32KB
 図書室 ダウンロード




 岡本かの子とダミアは1889年の同年生まれ。1929年にかの子は一平、太郎、愛人など奇妙な六人グループでパリへ渡っています。そのときにダミアの歌を間近に聴いたこともあるのでしょう。
 「うめき出す、といふのがダミアの唄ひ方の本当の感じであらう。」と書き出して、かの子流にダミアの歌と人間について解剖しています。寒色系のダミアと暖色系のかの子、対立するようで、同調するようで、炎のめらめら燃え上がるような文章。
 「ダミアの唄は嬲殺しと按撫とを一つにしたやうなものなのだ。」
 こんな風に言われると、それはやっぱり<モンパルナス裏のしょんぼりした>小屋で聴いてのことだろうな、と思うしかありません。
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by vooker | 2013-03-01 14:35 | *音の叢書

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