詩画倶楽部

ポエジー漂う小冊子。六角文庫の電子本、紙の本。ブログ・ライヴラリーです。
by vooker
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月へのぼったピアニスト—泉井小太郎

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 月へのぼったピアニスト
 泉井小太郎
 2013年12月24日
 ePub形式
 106ページ 80KB
 図書室 立ち読み頁






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 月へ昇ったピアニスト
 泉井小太郎
 1997年11月20日初版
 2008年 9月27日五版
 エキスパンドブック
 58ページ 48KB
 図書室


 ニューヨークのどこか裏町、小さなジャズ・クラブ<ハレルヤ>。ある日のピアノ・トリオの演奏です。モデルは<Amazing>シリーズで名高いバド・パウエル。ベースに赤毛のピコ、ドラムスに稲妻ピトンを従えてのルナティックな一夜。

 ジャズ・ファンのある青年が、勤め帰りに町で見知った子供二人をジャズ・クラブに招待、彼が演奏の折々に子供たちに話しかけているといった設定です。本のどこにもそんなことは書いていませんが……。
 パウエルの演奏には、必ずどこかで、このままもう帰って来ないのではないかと思う一瞬があります。それだけアドリブが深く、イマジネーションが高く。
                      —『六角文庫の本』より

 1997年11月にスタートした電子図書室の第一冊がこの本でした。

                           (2008.9.29)


 図書室でそのまま閲覧出来るBiB(ブック・イン・ブラウザ)方式の書架の第一冊に、この本を選びました。エキスパンドブック版から、約16年振りの復刻です。
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# by vooker | 2013-12-23 20:10 | *童話 | Comments(0)

ばくの木—泉井小太郎・音座マリカ

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 ばくの木
 泉井小太郎・音座マリカ
 1994年 3月7日 私家版
 2013年 5月31日 iBooks版
 2013年 6月30日 ePub版

 Kindle Store
 iBooks Store





 夢を食う貘(ばく)という空想の動物が好きです。縁もあります。けれど、この本は植物編。悪夢ではない人間の夢を栄養にして育ち、人間の夢見る力を養ってくれる、共生の木について書いたものです。お話ではなく、解説のような本なので横書きにしました。
 20数枚のばくの木の素描も楽しめる絵本でもあります。

 オリジナルは1994年3月。和綴じ本で一冊一冊手作り。
 電子本復刻は1999年4月。エキスパンドブックでフロッピーに収録、ダンボール特製パッケージで頒布していました。
 その後、ダウンロード頒布を模索しましたが、少額決済の難しさで断念。和綴じ本は本文半紙を通すコピー機がなくなり、エキスパンドブックも開発中止、後継のT-Timeのリフローには相性悪く、長く絶版状態でした。
 常に六角文庫の第一冊目を担ってきた『ばくの木』も、ePub版だけはテキスト・オンリーの『天狗と雀』に譲って、ようやく14年振りの復刻となりました。
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 (2013.7.20)


 ■電子ルリユールとは?

 「ばくの木」について触れてくださった昔の記事があります。ZDNetの週刊ドットブック第27回で、ボイジャー社の萩野さんが「電子ルリユールとは?」というタイトルで書いて下さいました。ご本人の許諾を得て、一部掲載させていただきます。

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 文・泉井小太郎、絵・音座マリカの『獏の木』は、私がもっている美しい本の一つです。2年前、雪降る金沢の街でお二人からこの本をいただきました。作者自らの手になるものです。こんな暖かい本を手にするなんてまず経験できないことです。手触りはお伝えできませんが、本当に暖かいんです。紙の本の温もりというようなことではありません、こんなふうにいえば多少は感じがお分かりでしょうか……衣装をまとうときの繊維の持つ膨らみがこの本にはある……と。

 限定161冊でした。もうこの紙を通すプリンタがないと泉井さんはいっていました。最後の5冊が、2年前東京国際ブックフェアで販売され、初日開場後またたくまに売切れました。現場にいた私は、そのときのことを今でも思い出します。私が手にしている『獏の木』の奥付には、1996年10月7日発行の稿本第156番とあります。つまり最後の5冊は157番からだったということですから、なんともぎりぎりの瀬戸際だったわけです。

 私が申し上げたいことは、美しい本と電子本との間にある関係性についてです。『獏の木』はこれを感じとるうえで重要な一冊だったのではないかとおもいます。六角文庫にはエキスパンドブックの電子版『獏の木』が販売されています。

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 電子版『獏の木』をぜひご覧いただきたいとおもいます。きっといくつも気づかれることがあるでしょう。私は電子本においても貫かれている精神がここにはあると感じます。それは電子本『獏の木』の美しさです。どこにおいても、どのような状況、条件においても維持されるものがあり、それこそ人間という顔を持つわれらの根本に息づいているものだとおもうのです。

                    ——萩野正昭




 ■幻の「ばくの木」

 この記事の前に萩野さんから「ばくの木」のダウンロード電子本をボイジャーが、オンデマンドの紙の本を六角文庫が、という形で理想書店で出しませんか、というありがたいお話がありました。電子本と手作り本とを提供する試みは面白い、ぜひやってみたいと思いましたが、記事にもあるように本文半紙を扱えるプリンターが見つからず、泣く泣く諦めた経緯があります。いまでも残念と惜しむ気持があります。その理想書店もついに閉店、新しい時代のBinB STOREが始まっています。
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# by vooker | 2013-12-08 17:16 | *童話 | Comments(0)

「サックスマン」無料キャンペーン

「サックスマン」の無料キャンペーンを実施します。
 7月6日(土)夕〜9日(火)夕
 http://www.amazon.co.jp/dp/B00D0G5Q5A/

 この本は縦書き中央配置という特殊なスタイルを採っています。余白のある、ゆったりと味わっていただく本にはどうしても必要なレイアウトなんですが、テキスト量に限界があります。画面からはみ出すと、次ページに押し出(リフロー)されずに消えたり、壊れたりします。
 そのために、スマートフォンなどの小さな画面で、フォントサイズを拡大し過ぎると、テキストが消えてしまう、という現象が起きるようです。それを回避するギリギリのところでレイアウトを組みましたが、完全とはいきません。デフォルトでは問題ありませんし、二段階くらいの拡大は大丈夫なはずです。
 もう一つ、Kindle for iOSで勝手に白紙ページが挿入されて慌てました。たいがい挿絵の後の、第一行目か、行の冒頭にルビがあるページの前に出現していたので、ルビを削除したところ消えました。ルビがあっても無事なところもあり、挿絵に関連のないページでも起きていたので、ほんとうの原因は分かりません。
 この方式で出したい作品が控えていることもあり、いろんな端末での動作が気になります。不具合などあれば、お知らせ下されば幸いです。
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# by vooker | 2013-07-06 16:01 | ノート | Comments(0)

北条石仏 —不思議が立っている

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 北条石仏—不思議が立っている
 泉井小太郎
 2013年6月30日
 Kindle形式
 7725KB
 250円 Kindle Store






 北条石仏の写真集です。
 「北条石仏—謎が立っている」の姉妹編。前著が縦長写真を集めたので、こちらには横長作品をまとめました。境内の雰囲気、石仏たちの立ち並ぶ様は、こちらの方がよく出ていると思います。前著と同じく10年間の選りすぐり52枚。
 あらためて一枚一枚見ていると、ほんとうにへんてこで奇妙な風貌ばかり。人間のバリエーションは大体ここにあるのじゃないかと思えるぐらい。だれか自分に通う石仏の一人はいそうで、ここにいると孤独は感じなくて済むのではないか、そんな気がします。それも、淋しく、悲しみを帯びた人ほど。弱者にやさしいのが、この石仏たち。
 語りたいこともいっぱいありますが、曰わく言い難い風貌は、なかなか言葉にならず、今回も写真だけになりました。
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# by vooker | 2013-07-02 23:20 | *絵草紙 | Comments(0)

イーハトーヴ・ソングブック—宮沢賢治

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 イーハトーヴ・ソングブック
 宮沢賢治
 1999年9月25日初版 T-Time版
 2013年4月3日 新装版 ePub版
 Kindle形式 248KB 99円
  Kindle Store
 ePub形式 837KB 100円
  Applestore





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 イーハトーヴ軽便文庫
 イーハトーヴ・ソングブック
 宮沢賢治
 1999年9月25日初版
 2008年2月28日四版
 TTZ形式
 102ページ 60KB





 賢治の童話に出てくる<歌・歌のようなもの>を集めてみました。いつも文庫全集をぱらぱら、あちらを繰り、こちらを繰り、いったいどれだけの歌が散らばっているものやら、全貌も掴めないままでいたのが、これですっきりしました。
 イーハトーヴの歌曲。じつにたくさんの歌がありました。宮沢賢治と、『大菩薩峠』の清澄の茂太郎は、ほんとうに天来の即興詩人・吟遊詩人なのですね。
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# by vooker | 2013-06-17 12:46 | *イーハトーヴ軽便文庫 | Comments(0)

縦書きページ左右中央配置

 テキストと画像混在のレイアウトに苦戦しています。固定レイアウトのエキスパンドブックから、リフローのT-Timeに移った時も、復刻の叶わなかった作品が幾つも出ました。「サックスマン」もそんな一冊でした。今回はテキストと画像を同一ページに配置するのを諦めて、リフロー型、文章中央配置でどうにか本らしくなりました。
 さて、その文章中央配置ですが、下記のサイトのTipsを参考にさせていただきました。
  EPUB3リフローレイアウトで扉ページ(ひまつぶし雑記帖)
 扉ページの中央にタイトルを表示する裏技です。T-Timeなら《t-middle》で済むことが、ePub3ではちょっと手の込んだ仕掛けになります。ページそのものは横書きスタイルで、ブロックの中のテキストを縦書きに、という方法です。これを本文文章に応用しました。難点は、テキストが長いと次ページに流し込まれずに、溢れた分画面から消滅してしまうこと、同様なTipsを紹介した「電書協 EPUB 3 ガイド」にも注意がありました。

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 上掲写真はiPad mini 横置き、iBooks 3.1での表示です。オリジナルの和綴じ本に近い雰囲気が出ています。これはBook ProoferというアプリでiPad miniに同期して送ったもの。CSSの改ページ指定がちゃんと効いていますが、iBookstoreを通すと無効になったりするので、調査中。とりあえずKindle版だけスタートしました。ただしこちらは横置きしても、見開き2ページにならず、横長の1ページになるだけ。

 この扉応用方式と《pagebreak》タグを併用すれば、1ページ1句(1首)立ての句集(歌集)なども見栄えよく作れそうです。



 追記:

 残念ですが、縦書き中央配置は目下のところ、KDPの基準を満たさないようです。Tipsをいささか力業で使いすぎたかもしれません。いきさつは縦書きページ左右中央配置・続に記しました。
 EPUB 3.0.1の仕様では、この問題を解決する属性が加えられています。もう少し先には、簡単にレイアウトできる日が来ると思います。期待しましょう。
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# by vooker | 2013-06-16 23:11 | ノート | Comments(0)

iBookstoreに四冊

 「満月祭 —ciribiribinの音楽会」と「羅漢合掌」がiBookstoreに並びました。申請から一週間。といっても「羅漢合掌」の方は無料本のリストにはまだ書影を見つけられないでいます。
 これで四冊。いずれもKindle Storeではすんなり審査が通ったePubですが、厳しいこちらは全冊がrejectの憂き目も見ました。内訳は:

 1. カテゴリーが不適切
 2. 画像のアルト記述が不十分
 3. 目次の章題をきちんと

 3. は写真集なので目次は要らないと、toc.ncxの記述をファイル名のままにしていて叱られました。《text》〜《/text》には章題を正しく入れよ、と。
 驚いたのは画像のアルトに入れる文章。単なる絵の説明では駄目で、文章で絵の内容を表現している必要があるようです。さすがAppleと思いましたが、丁寧に書くと物語絵本などはアルトの文章がそのまま童話になってしまうかもしれません。
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# by vooker | 2013-05-21 02:30 | ノート | Comments(0)

ePub作成で便利なツール

 エディタで直接ePubを仕上げていく時に重宝しているツールがあります。

  ・EPUB圧縮するOSXサービス
  ・EPUBバリデータepubcheckをOSXサービスとして登録
 「電書ちょこっとツールズ」さんの手引きでAutomatorを使ってOSXサービスに登録してみました。これで、
  1. ブック構成フォルダを選択して右クリック、コンテキストメニューからePub化。
  2. 出来たePubファイルを選択して右クリック、コンテキストメニューからepubcheck。
 エラーがなければOK、あればエラーログを開いて、該当ファイルを修正、あとは1と2を繰り返しますが、この作業がほんとうに楽になりました。このツールのおかげで、自分でどんどんePubを触ることが出来たのだと感謝しています。

 最後はツールではありませんが、コマンドです。
  ・uuidgen
 電子書籍にはコードが必要です。ISBNは不要になりましたが、代わりに固有の書籍コードを記載しなければなりません。ePub作成アプリでは自動的に32桁の数列を割り振ってくれますが、手書き作成した時にはターミナルで、《uuidgen》と打ち込んでenterキーを押せば、32桁の乱数コードを生成してくれます。
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# by vooker | 2013-05-13 23:46 | ノート | Comments(0)

iBooksの白紙ページ

 iPhoneのiBooksで画像ページの後に白紙が入るのに弱っていましたが、ふと思い付いてイメージ・タグを囲むdivやらpタグを取り除いてみると、見事なくなりました。Kindle for iPhoneでは問題ないのに、iBooksの方はいろいろ気難しい。

 それでiTunes Connectで緑ランプになったまま滞っている一冊にも、確か三カ所ほど白紙ページが出ていたのを直してアップしたところ、あっさりストアに並びました。十日以上待っていたので、なんだか拍子抜け。こどもの日には間に合いませんでしたが、これで「星の子」がiBookstoreからも配信です。
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# by vooker | 2013-05-11 02:08 | ノート | Comments(0)

ciribiribin book 星の子

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 ciribiribin book 星の子
 音座マリカ・泉井小太郎
 2013年4月20日
 200円
 Kindle形式 1045KB
  Kindle Store
 ePub 形式 1600KB
  iBookstore






 十年余り前に三冊の小さな絵本としてT-Timeで製作しながら未発表のままだった作品を、今回一冊にまとめてciribiribin bookとしました。
  1. たんぽぽとたんぽぽ人
  2. 星の歌
  3. ポストカード
それぞれ、パステル画、ビー玉やビーズで遊んだ絵、アクリル版画と方法は異なっています。1と2は、展覧会などにも出品した作品です。それらに後から文章がついて、絵本としても楽しめるようになりました。
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# by vooker | 2013-05-11 02:04 | *絵草紙 | Comments(0)

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