詩画倶楽部

ポエジー漂う小冊子。六角文庫の電子本、紙の本。ブログ・ライヴラリーです。
by vooker
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ピアニスト—泉井小太郎

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 ピアニスト
 泉井小太郎
 1997年12月10日 ebk版
 2014年 4月10日 epub版
 epub形式
 24ページ 2.3MB
 100円

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 絵草紙 
 ピアニスト
 泉井小太郎
 1997年12月10日初版
 2008年10月10日五版
 エキスパンドブック
 27ページ 240KB




 ある明け方に、バド・パウエルのピアノ(ジャズ・ジャイアント)を聴いていて、とても昂揚したことがあります。深い演奏に導かれて、イマジネーションの彼方へ遠出したような感覚です。ハイな精神状態はしばらく続き、一編の詩と、一連の素描を仕上げました。それが、「耳」という詩、「ピアニスト」という線画で、この本に収めてあります。また、この時の体験が、後に「月へ昇ったピアニスト」というメルヘンにまで飛躍しました。

 もう一人、敬愛するピアニストがいます。パウエルの先輩でもあるセロニアス・モンクです。この人からは、詩作の上でいろんなことを学びました。星に夢中になっている頃に書いた「ソロ・モンク」という作品を配して、(わが師匠に)敬意を表しました。

 他にも好きなピアニストはいっぱいいます。ジャズに限らず、この本は世界の素敵なピアニストとピアノ・ファンに捧げた一冊です。
                           

 
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by vooker | 2014-04-14 00:00 | *絵草紙

井月百句—井上井月

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 井月百句
 井上井月
 2014年1月23日
 ePub版

 立ち読み






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 名句叢書
 井月百句
 井上井月
 2002年8月30日初版
 2008年6月30日二版
 エキスパンドブック
 117ページ 64KB
 図書室 ダウンロード



 江戸末期、ふらりと信州伊那谷に現れて、俳諧漂泊三十年、渡り歩いた家々に残された句が千数百。その中からの百句選です。底本は下島勲・高津才次郎編「井月全集」(白帝書房 1930)。乞食井月と呼ばれて逸話奇行もたくさんあるようですが、その句は蕉風で、穏やか。幕末から開化への動乱期を、酒と風雅で通したこんな男がいたんですね。

 以下は初版を図書室にアップした時のノートです。
 
山頭火の句を追えば、作者とともに青山に分け入り、水音を聴き、また草庵に戻っては、独りの火を作り、がらんと寂寥に座し……まさしく漂泊そのものの味わい。ところが、井月となると、気が付けば旧家の縁側や座敷に上がり込んで、人の気配も常。井月はへっちゃらでも、人付き合いの苦手なこちらは時に退散したくなります。実際何度か逃げ出して、百句選出に手間取ってしまいました。もっとも井月は極端な沈黙家、たぶん山頭火の方が話好きでしょう。井月が没して半世紀後に山頭火が伊那谷を訪れています。
  駒ヶ根をまへにいつもひとりでしたね  山頭火
そのとき墓に呼び掛けた一句。漂泊両俳人の孤独を繋ぐ一本の線。
                      —「文庫ノート」2002.9.1

                    (2008.6.30)



 井月はなにやら脚光を浴びてきたのでしょうか? 昨年あたりから図書室の閲覧数でも上位を占めてきて、このところトップになったりしています。
 2002年にエキスパンドブックで百句選を作った頃は知る人ぞ知る、まったく無名の俳人だったので、愛用のブックツールで、一頁一句立ての瀟洒な袖珍本の趣にしました。『太祇百句』と姉妹編のその雰囲気が好きだったのですが、これがT-TimeにもePubにも難しく、そのまま古い形式で本棚に置いてきました。
 けれど今、『井月百句』をダウンロードして、エキスパンドブックで読む人はいないんじゃないか、T-Timeビュワーならテキストだけを拾い上げるけれど、それも利用できる人が限られてきたし、せっかくだから開いたばかりの立ち読み書架で読んでいただこう、とePubにしました。
 
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by vooker | 2014-01-23 04:04 | *名句名歌叢書

月へのぼったピアニスト—泉井小太郎

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 月へのぼったピアニスト
 泉井小太郎
 2013年12月24日
 ePub形式
 106ページ 80KB
 図書室 立ち読み頁






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 月へ昇ったピアニスト
 泉井小太郎
 1997年11月20日初版
 2008年 9月27日五版
 エキスパンドブック
 58ページ 48KB
 図書室


 ニューヨークのどこか裏町、小さなジャズ・クラブ<ハレルヤ>。ある日のピアノ・トリオの演奏です。モデルは<Amazing>シリーズで名高いバド・パウエル。ベースに赤毛のピコ、ドラムスに稲妻ピトンを従えてのルナティックな一夜。

 ジャズ・ファンのある青年が、勤め帰りに町で見知った子供二人をジャズ・クラブに招待、彼が演奏の折々に子供たちに話しかけているといった設定です。本のどこにもそんなことは書いていませんが……。
 パウエルの演奏には、必ずどこかで、このままもう帰って来ないのではないかと思う一瞬があります。それだけアドリブが深く、イマジネーションが高く。
                      —『六角文庫の本』より

 1997年11月にスタートした電子図書室の第一冊がこの本でした。

                           (2008.9.29)


 図書室でそのまま閲覧出来るBiB(ブック・イン・ブラウザ)方式の書架の第一冊に、この本を選びました。エキスパンドブック版から、約16年振りの復刻です。
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by vooker | 2013-12-23 20:10 | *童話

福浦—泉井小太郎

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 詩草紙
 福浦
 泉井小太郎
 1998年8月10日初版
 エキスパンドブック形式
 13ページ 212KB
 図書室 ダウンロード




 福浦は、能登半島外浦の天然の良港です。北前船の寄港地として栄えた賑わいは今はありませんが、風待港の穏やかな佇まいはそのまま残っています。高台の先端には日本最古の灯台があり、明治9年(1976)に西洋式木造櫓形に改修、草むらの中に立つ白い姿はなかなか愛らしいものです。
 夏の午後のひとときを、この灯台の中で過ごしたことがあります。渤海と交流のあった古い時代に思いを馳せ、波の音を聴き、水平線を見つめ、ぶよに喰われながら……この詩は、その時の心象から始まったものです。
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by vooker | 2008-08-10 22:00 | *詩草紙

太祇百句—炭太祇

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 名句叢書
 太祇百句
 炭太祇
 2002年5月1日初版
 2008年3月1日二版
 エキスパンドブック
 115ページ 68KB
 図書室 ダウンロード



 天明期に蕪村と共に俳句復興に尽くした、と言えば硬いイメージですが、島原の遊郭の中に庵を結んで貰って、「いつまでも女きらひぞ冬籠り」などの句を作り、俳句三昧に明け暮れた太祇。その句は人事を描いて絶妙、まなざしのゆるく暖かい人だったと思われます。
 明治33年にほとゝぎすから発行された袖珍版太祇全集。古本屋で出会った一冊がこよなき愛読書。このエキスパンドブック名句叢書も袖珍本の趣でいくことにし、一頁一句立て、文字間調整をして均等割付風にレイアウトしています。
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by vooker | 2008-04-11 13:59 | *名句名歌叢書

聖三稜玻璃—山村暮鳥

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 名詩叢書
 聖三稜玻璃
 山村暮鳥
 1999年12月10日初版
 2008年 3月20日四版
 エキスパンドブック
 54ページ 52KB
 図書室 ダウンロード



 独立した詩集として読みたくて、入力、電子本化した一冊です。青空文庫にも収めましたが、こちらでもよく読まれた本です。暮鳥の第二詩集、鋭敏な語感で捉えられた、詩のプリズム。発表当時「卒倒するほどの悪評」に見舞われたそうですが、「いちめんのなのはな…」で知られる『風景』や『青空に』などの傑作があります。
 その後、人道的長編詩や、枯淡の短編詩など、作風を二転三転させる暮鳥の、<詩性>が最も激烈だった頃と言えるでしょう。
 晩年の詩も好きですが、悲哀のプリズムで屈折してきた夕方の光のようで、暮鳥が穏やかであればあるほど、なにか切なくなります。
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by vooker | 2008-03-20 22:20 | *名詩叢書

paint drop—音座マリカ

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 絵草紙
 paint drop
 音座マリカ
 1998年4月15日初版
 エキスパンドブック
 9ページ 276KB
 図書室 ダウンロード


 若き日のアドリブ・ノートへの雫。
 絵5点と、短い詩文による感性の数滴。

 音座の十数冊のアドリブ・ノートから、面白いイメージをピックアップ、「paint drop」と名付けた実験的な小冊子シリーズに、と始めた試みです。
表紙・奥付も入れてたった9ページ、本として認められるかと不安でしたが、アップした当時、二人の女性詩人から賞賛されて、心強く思ったものです。いつか、続編を手がけてみたいと思いつつ、余事に追われています。
 この本は、エキスパンドブックです。初版のまま収録します。
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by vooker | 2008-01-06 18:35 | *絵草紙

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