詩画倶楽部

ポエジー漂う小冊子。六角文庫の電子本、紙の本。ブログ・ライヴラリーです。
by vooker
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獏の甘い夢 — 泉井小太郎

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 甘い獏の夢
 泉井小太郎
 2016年8月9日
 EPUB形式
 2.7MB
 100円
 Kindle Store





もう悪夢なんか嫌。
甘い夢に魅せられて、
恋人にも見捨てられながら、
独り放浪する獏の物語。
おかしな獏の甘くてほろ苦い話。

中国宋生まれの獏と出会って30年、
「貘座」という雑誌を出し、絵本「ばくの木」を書き、
ホームページ「貘の詩画館」~「貘祭書屋」を運営し、
ずいぶん獏にこだわってきましたが、夢喰う獏の物語はこれが初めて。
前々からいつか書きたいと思っていましたが、
ひょんなことから生まれたのは、自分でも意外な物語。
でも何やら書けてうれしい物語です。

童謡絵本『木菟』が付録に付いています。
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by vooker | 2016-08-14 10:22 | *童話

Sweet Dreams—泉井小太郎


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 Sweet Dreams
 泉井小太郎
 1999年5月15日 T-Time版
 2016年7月01日 EPUB版
 
 100円
 Kindle Store





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 夢の生活誌
 泉井小太郎
 1999年5月15日 初版
 2013年2月18日 三版
 TTZ形式
 39ページ 32KB




 夢の記録「夢線通信」の姉妹編です。といってもこれは夢の案内書、夢との暮らしのガイドブックのようなものです。
  夢を見る惑星
  夢は星雲宇宙
  夢は自己の宝庫
  夢の採集譜
  夢の生活誌
 夢とは疎遠にも親密にもなれます。どうつきあえばいいのかは、ひとそれぞれ、一概には言えません。これを書いた時に比べれば、いまは夢の採集も少なくなりました。それでも印象に残って、夢からうつつを照射してくれる断片があります。
 今朝もこんな俳句を送って来ました。
   蝶 は 未 だ 生 ま れ 尽 く さ ず 荘 周 忌
 荘子の忌日がいつか知りませんが、こんな句を詠むのは夢くらいでしょう。久し振りに夢から貰った俳句を記念して、ながらくお蔵の本を表に出してみることにしました。
                       (2013.2.18)



 1994年に夢との濃密な暮らしがありましたが、あれからもう二十年経ちました。当時の夢の記録は『夢線通信』というttzに、その後は『夢と天然』という詩集に、夢をモチーフにした詩が収めてあります。夢は以前ほどではないものの、相変わらず新鮮な情報を与えてくれます。採集のテクニックも衰えましたが、夢はやはり面白いものです。
 読めなくなったttzに代わり、noteでテキスト配布しました。epub版も予定しています。復刊に当たって、表紙をリニューアル。合歓と獏を描いた音座の絵でイメージが一新しました。
                       (2014.5.1)



 EPUB版が出来ました。note版の表紙絵はそのままに、タイトルを『Sweet Dreams』と変更しました。親しい間柄での「おやすみ!」(よい夢を!)という挨拶言葉でもあります。夢を楽しむガイドブックでもあるので思い切って改題しました。
 EPUBの新版には後半「夢の博物誌」という章を増補しています。これまでに見た夢から採集した図書・場所・博物・人物などのコレクションで、夢の楽しみ方の例として参考に付したものです。電子本の特性を生かして、追々蒐集を加えていこうかと思っています。
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by vooker | 2016-07-01 16:07 | *図書室オリジナル

夢線通信—泉井小太郎

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 貘の叢書
 夢線通信
 泉井小太郎
 1998年12月20日 ttz初版
 2016年 5月20日
 ePub形式
 95ページ 1.4MB
 300円
 Kindle Store




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 貘の叢書
 夢線通信
 泉井小太郎
 1998年12月20日初版
 2008年 3月 1日四版
 TTZ形式
 97ページ 60KB




 T-Timeで製作したTTZ第一号です。ボイジャー社のキャンペーン・サービスで製作。翌年、Acrobatと迷った末にPublisher's Kitを購入、電子本作りにのめり込んでいきました。
 約100ページと、六角文庫としては長め、80数項目の目次リンクを貼るなど、肩を凝らしながら頑張った記憶が蘇ります。640×480ピクセルにサイズを変更しての改訂版。
 内容は、1994年1月から5月までの夢の記録です。後にも先にも、これだけ夢を見て、その記録を採ったことはありません。イマジレインに降られた日々でした。

( 2008.3.1)




 『夢線通信』をやっとePubにしました。
 TTZ版では宋獏の写真を背景に白い文字を浮かび上がらせて、夢の雰囲気を醸し出すブックデザインでしたが、ePubでは背景画像を全ページに敷くのは非推奨ということで、それは諦めました。

 タイトル文字はOradano明朝。表紙は宋時代の獏乾漆像。扉の飾り枠には、木鼻風の獏をあしらっています。
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by vooker | 2016-05-26 22:54 | *図書室オリジナル

妖怪草紙 2000—泉井小太郎

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 妖怪草紙 2000
 泉井小太郎
 2000年6月20日初版
 2004年3月23日四版
 TTZ形式
 27ページ 48KB

 note



 天狗、河童、鬼などが、こどもの頃から好きでした。祭の夜店でセルロイドの面を買ったり、小さなフィギュアを大事にしたり、今では、天狗の文鎮のお世話になっています。獏はまた六角文庫のシンボルであったりします。
 そんな妖怪たちの、さびしく、くるしい2000年。彼らは、どこで、なにをしているのでしょうか。闇が汚れ、黄昏が薄らいでゆく21世紀に、山彦や座敷童子やのっぺらぼうの行き場はあるのでしょうか。
 短いフレーズで綴った20章のレクイエムです。
                       (2008.2.3)


 妖怪たちを新しく始まったサービス note に連れて行きました。5章分公開しています。続きは有料(100円)となっています。
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by vooker | 2014-04-09 17:50 | *図書室オリジナル

貘—高安月郊

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 高安月郊
 2013年2月15日
 TTZ形式
 6ページ 20KB
 図書室 ダウンロード




 『月郊文集』(1917)に収められた「貘」。高安月郊はイプセンの紹介者としても知られた詩人です。

  我は天地に客となり
  月にうそぶき雪に和し
  処定めずかけめぐる
  名も年も無き夢人なり

 「招魂賦」という作品の冒頭四行です。自ら夢人と称するだけあって、バクには興味を抱いたのでしょう。動物園で見た「背は栗色で、斑紋がある。腹は白く、好く肥えてゐる。」というのは何バクだったのか知りたいものです。
 エッセイは「京は人を夢に入れる処である。」と始まり、古の都の夢幻と、執筆当時の現の都を対比して、バクのことに移っていきます。
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by vooker | 2014-03-22 18:17 | *狐の嫁入り文庫

貘—竹村俊郎

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 竹村俊郎
 2013年2月10日
 TTZ形式
 6ページ 20KB
 図書室 ダウンロード




 詩誌「感情」「四季」の同人だった竹村俊郎の第二詩集『十三月』からの詩です。
 To M.S. と捧げられて、最終行は:
  君は天上の獏となり
  われは地上の犬と化す

 獏と犬ではえらく違いますが、M.S. は、その後近くに住んで家族ぐるみで親しかった室生犀星でもあるのでしょうか。それとも天上に去った誰かを讃えているのでしょうか。
 ちなみに、この詩人と飲んで別れた石川善助が大森駅近くの側溝に落ちて溺死するのは、もう少し後。
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by vooker | 2014-03-06 23:04 | *狐の嫁入り文庫

貘—山之口貘

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 山之口貘
 2014年1月5日
 ePub形式
 立ち読み頁






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 山之口貘
 2014年1月5日
 TTZ形式
 6ページ 20KB
 図書室 ダウンロード




 貘さんが貘を詠んだ詩です。この他には「世はさまざま」という作品冒頭に、

  人は米を食つてゐる/ぼくの名とおなじ名の/貘という獣は
  /夢を食ふといふ

とあるぐらいで、これも沖縄のうむまあ木を紹介する水先案内人の役目です。名前を借りたわりには拘っていません。「貘」——ただこの一編あるのみ。これで貘を語って余す所がない。現実の南米の稀少動物のバクも、中国から日本に渡って進化した空想の貘も、ともに見事に描かれています。

 この詩を書く機会になった貘さんとバクの初対面写真が、沖縄タイムス社発行の「アルバム・山之口貘」に載っていて、なんだか感無量で眺めたものでした。いいショットを残してくれたものです。バクも貘さんに劣らずやさしい眼をしています。どちらかというと貘さんの方がちょっと腰が引けていて、そこがまた貘さんの良さだ、というくらいは山之口貘の大ファンです。写真の著作権が切れていたら、ぜひ併載したいところですが、詳細がわかりません。

 今回、ファイルを二形式用意しました。これまでの獏の叢書と同じT-TimeによるTTZ、それと新しく始めたBiB/i(ビビ)で閲覧するためのePub。
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by vooker | 2014-01-05 07:05 | *狐の嫁入り文庫

ばくの木—泉井小太郎・音座マリカ

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 ばくの木
 泉井小太郎・音座マリカ
 1994年 3月7日 私家版
 2013年 5月31日 iBooks版
 2013年 6月30日 ePub版

 Kindle Store
 iBooks Store





 夢を食う貘(ばく)という空想の動物が好きです。縁もあります。けれど、この本は植物編。悪夢ではない人間の夢を栄養にして育ち、人間の夢見る力を養ってくれる、共生の木について書いたものです。お話ではなく、解説のような本なので横書きにしました。
 20数枚のばくの木の素描も楽しめる絵本でもあります。

 オリジナルは1994年3月。和綴じ本で一冊一冊手作り。
 電子本復刻は1999年4月。エキスパンドブックでフロッピーに収録、ダンボール特製パッケージで頒布していました。
 その後、ダウンロード頒布を模索しましたが、少額決済の難しさで断念。和綴じ本は本文半紙を通すコピー機がなくなり、エキスパンドブックも開発中止、後継のT-Timeのリフローには相性悪く、長く絶版状態でした。
 常に六角文庫の第一冊目を担ってきた『ばくの木』も、ePub版だけはテキスト・オンリーの『天狗と雀』に譲って、ようやく14年振りの復刻となりました。
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 (2013.7.20)


 ■電子ルリユールとは?

 「ばくの木」について触れてくださった昔の記事があります。ZDNetの週刊ドットブック第27回で、ボイジャー社の萩野さんが「電子ルリユールとは?」というタイトルで書いて下さいました。ご本人の許諾を得て、一部掲載させていただきます。

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 文・泉井小太郎、絵・音座マリカの『獏の木』は、私がもっている美しい本の一つです。2年前、雪降る金沢の街でお二人からこの本をいただきました。作者自らの手になるものです。こんな暖かい本を手にするなんてまず経験できないことです。手触りはお伝えできませんが、本当に暖かいんです。紙の本の温もりというようなことではありません、こんなふうにいえば多少は感じがお分かりでしょうか……衣装をまとうときの繊維の持つ膨らみがこの本にはある……と。

 限定161冊でした。もうこの紙を通すプリンタがないと泉井さんはいっていました。最後の5冊が、2年前東京国際ブックフェアで販売され、初日開場後またたくまに売切れました。現場にいた私は、そのときのことを今でも思い出します。私が手にしている『獏の木』の奥付には、1996年10月7日発行の稿本第156番とあります。つまり最後の5冊は157番からだったということですから、なんともぎりぎりの瀬戸際だったわけです。

 私が申し上げたいことは、美しい本と電子本との間にある関係性についてです。『獏の木』はこれを感じとるうえで重要な一冊だったのではないかとおもいます。六角文庫にはエキスパンドブックの電子版『獏の木』が販売されています。

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 電子版『獏の木』をぜひご覧いただきたいとおもいます。きっといくつも気づかれることがあるでしょう。私は電子本においても貫かれている精神がここにはあると感じます。それは電子本『獏の木』の美しさです。どこにおいても、どのような状況、条件においても維持されるものがあり、それこそ人間という顔を持つわれらの根本に息づいているものだとおもうのです。

                    ——萩野正昭




 ■幻の「ばくの木」

 この記事の前に萩野さんから「ばくの木」のダウンロード電子本をボイジャーが、オンデマンドの紙の本を六角文庫が、という形で理想書店で出しませんか、というありがたいお話がありました。電子本と手作り本とを提供する試みは面白い、ぜひやってみたいと思いましたが、記事にもあるように本文半紙を扱えるプリンターが見つからず、泣く泣く諦めた経緯があります。いまでも残念と惜しむ気持があります。その理想書店もついに閉店、新しい時代のBinB STOREが始まっています。
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by vooker | 2013-12-08 17:16 | *童話

夢の情景—泉井小太郎

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 夢の情景
 泉井小太郎
 2013年3月12日
 TTZ形式
 13ページ 24KB





 ある日(1998年3月12日)見た鮮烈な夢を、htmlに乗せて詩のように綴ってみた試みです。広い池、河童たち、謎の言葉……夢のことなので、全体に脈絡も整合性もありませんが、なぜかこれを読めば、昔の夢の情景と空気がいまでも蘇ってきます。
 明晰な詩とは対極にある、半熟卵のような、夢霧の世界。そんなところを彷徨いながら書くのなら面白い方法だ、と手応えもヒントもありましたが、なかなかそういう機会も巡って来ないままに、この一作のみ残っています。ここには同年8月27日の短いテキストも併せて収録、夢の情景の全てです。
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by vooker | 2013-03-12 23:47 | *詩草紙

柳田國男—初夢と昔話 抄

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 初夢と昔話 抄
 柳田國男
 2013年2月28日
 TTZ形式
 9ページ 20KB
 図書室 ダウンロード




 昭和二年の一月二日に放送した『初夢と昔話』という講話から、獏と宝船に関係する部分を抜粋して小冊子にしました。獏は柳田國男の『妖怪談義』には出てきませんし、全集索引を調べても、他に触れている箇所はなさそうです。河童や鬼などの跳梁跋扈と比べると、やはり地味なのかもしれません。
 柳田國男の一時住んだ播州北条の町は、寺社の虹梁や鐘楼の木鼻は大概獏ですが、さすがの後の民俗学者も、幼少の頃とあっては馴染みが薄かったのでしょう。かく言う獏ファンの私も、帰郷して初めてそれに気付いた次第。この町の大飢饉は民俗学へ進むきっかけになったと自伝で述懐しておられますが、獏と石仏には縁無かったのが惜しまれます。
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by vooker | 2013-02-28 14:18 | *狐の嫁入り文庫

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