詩画倶楽部

ポエジー漂う小冊子。六角文庫の電子本、紙の本。ブログ・ライヴラリーです。
by vooker
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ピアノ—芥川龍之介

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 音の叢書
 ピアノ
 芥川龍之介
 2013年3月1日
 TTZ形式
 9ページ 20KB
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 芥川龍之介は、岡本かの子と同じ三月一日の生まれ。両人の交流はかの子の『鶴は病みき』で面白く読むことが出来ます。
 かの子の『ダミア』と龍之介の『ピアノ』を、音の叢書に加えました。
 執筆は四月ですが、この小品の季節は秋。震災で崩れた跡に放置されたピアノ。アカザに蹲って寡黙なまま。そのピアノが突然一音を鳴らした。雨上がり、月光に濡れて……。猫か、鼬か、蟇か。姿無き弾き手は。ピアノの余韻が耳に残る名品です。
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by vooker | 2013-03-01 17:24 | *音の叢書 | Comments(0)

貘との会話—芥川龍之介

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 貘との会話(仮)
 芥川龍之介
 2013年2月14日
 TTZ形式
 7ページ 24KB
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 芥川龍之介に貘についての作品があったとは、貘ファン、芥川ファンには堪りません。
それが最初のページを繰って、次でぷつんと切れている未完原稿なので、またまた堪りません。「雪のやうな毛を朧めかせた貘」「石炭の火に似た眼を挙げて」などと、これまでに出会したことがないような貘が登場すると尚更続きを読んでみたくなります。
 原稿は1920年頃と推定されていますが、芥川龍之介は貘にどのような知識とイメージをもっていたのでしょうか。幻想の貘と、実際のバクとの関連も含めて、聞いてみたかった会話ではあります。
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by vooker | 2013-02-14 15:52 | *狐の嫁入り文庫 | Comments(0)

星—芥川龍之介

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 プレセペ叢書
 
 芥川龍之介
 2009年7月31日初版
 TTZ形式
 6ページ 32KB
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 「星」は『侏儒の言葉』の冒頭を飾る一章です。
 ヘラクレス星群に思いを馳せ、宇宙の永久ならざるを語り、星に共感する芥川龍之介。
 ヘラクレス星群はM13という名でも親しまれる、北天随一の球状星団。当時36000光年、現在は22000光年の距離とされています。1000万個以上の星が直径100光年の範囲に密集しています。肉眼では光の点(6等位)に、双眼鏡で丸い小さな膨らみ、望遠鏡では広がりのある光芒から、星々に分離した壮麗な風景まで楽しめます。龍之介や、文中で和歌を賞賛された子規などは、この天体の壮観を眺めたことがあるのでしょうか?
 最後は、<しかし星も我我のように流転を閲(けみ)すると云うことは——兎に角退屈でないことはあるまい。>といかにも芥川流の締めくくりです。
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by vooker | 2009-07-31 18:08 | *プレセペ叢書 | Comments(0)

動物園—芥川龍之介

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 狐の嫁入り文庫
 動物園
 芥川龍之介
 2009年4月1日初版
 TTZ形式
 45ページ 20KB
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 象、鸛の鳥、駱駝、虎、家鴨、白孔雀、大蝙蝠、カンガルウ、鸚哥、猿、山椒魚、鶴、狐、鴛鴦、鹿、波斯猫、鸚鵡、日本犬、南京鼠、猩々、鷺、河馬、ペングイン、馬、梟、金魚、兎、雀、麝香獣、獺、黒豹、蒼鷺、栗鼠、鴉、ジラフ、金糸雀、羊……総37種の動物が採り上げられた、芥川動物園です。龍之介ならではの風刺、ユーモアが効いて面白く遊覧出来ます。
 スズメ好きとしては、あの黒斑を印と見立てて「大明方外之人」と読み取ってあることに感心しきり。
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by vooker | 2009-04-01 22:25 | *狐の嫁入り文庫 | Comments(0)

夢—芥川龍之介

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 夢の叢書
 
 芥川龍之介
 2002年10月12日初版
 2008年10月22日二版
 TTZ形式
 7ページ 16KB
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 夢の中の色彩、
 夢の中の嗅覚、
 夢の中の創作。
 芥川龍之介の夢についての三つの段落。短いエッセイです。

 横光利一は「夢もろもろ」の中で、色彩を見ないのが夢の特性だと述べていますが、龍之介は美しい紺色を見ています。それが「札幌色」というところに、夢ならではの飛躍の面白さがあります。
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by vooker | 2008-10-23 13:21 | *夢の叢書 | Comments(0)

東洋の秋—芥川龍之介

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 狐の嫁入り文庫
 東洋の秋
 芥川龍之介
 2008年2月25日初版
 TTZ形式
 16ページ 56KB
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 芥川龍之介が寒山拾得について書いた『寒山拾得』、『東洋の秋』を一冊にまとめました。同工異曲の二作ですが、かえって作者の愛着が感じられます。シニカルでクールな龍之介にほっと安堵を与える寒山拾得とは…。
 チャーリー・パーカーが亡くなった後、「Bird Lives!」、とあちこちで落書きされたという伝説がありますが、龍之介の場合、「寒山拾得は生きてゐる」、と千年以上の時を超えての述懐ですから、なんだか凄い。
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by vooker | 2008-02-25 23:56 | *狐の嫁入り文庫 | Comments(0)

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